風俗店の求人情報は果たして嘘か本当か?

風俗求人の真実

「日給3万円を保証します」なんてことがあり得るのか?

別に風俗業界に限った話じゃないですが、20年以上前にバブルが弾けて以降、日本という国の「本当の景気」は全く戻っていないと、筆者は実感し続けています。

先日も右翼団体さんが街宣車を使用して「アベノミクスで景気が向上したなんていうのは、一部の富裕層と投資家だけの話ではないか?我々庶民の生活は苦しくなる一方だ!」と名言を発してらっしゃいましたが、全くもって頷ける話でございます。

現在、20~30代くらいの若者の多くが、「年収200万円の時代」を生きています。

車にも乗らず、タバコや酒もやらず、結婚も望めず、未来が見えない時代の中を、とりあえず今を凌ぐことで生きている我ら一般庶民に、果たして輝かしい未来は訪れるのか‥‥‥

などと思いながらスポーツ新聞の求人欄をめくっていた筆者の目に、次々に景気のいい文句が飛び込んできます。

「日給3万円を保証」
「入店祝い金有り」
「交通費全額支給」

フルコミッション、完全成果給のほぼ個人事業主である風俗嬢に、果たしてそんなことがあり得るのでしょうか?というわけで本日の記事は、元風俗店運営者である私が、その辺りの実態を掘り下げてゆきたいと思います。

「殆ど待機でお金が貰える仕事」はソコソコある。

待機
いざという時に備え「ソコに人がいないと話にならない」場所というのは、社会の中に無数にあるものです。

例えば消防署救急病院。そこに待機する消防士や救命士、医師、看護師などは、四六時中緊急コールに対応できるよう、朝となく夜となく「待機」をしてくれていますよね?

そして「一晩中夜勤をした上で何事もなかった」場合でも、無論、彼らには決まった給料が支払われています。

多くの「緊急事態」に対応したからといって、その都度「業績給」「歩合給」「危険手当」が増えるわけじゃない以上、当然、待機中も労働時間であり、何より拘束時間なわけですから。保証給が発生するのは、至極当然なわけです。

ちなみに筆者の友人には、某大手運送会社の構内で「夜間警備員」として働いている奴や、某マンション管理会社で「24時間対応のオペレーター」として働いてる奴がいるんですが、双方とも殆どの労働時間を「座りっぱなしの何もせず」で過ごすのが現実だそうです。

特にオペレーターの方は酷くて、電話なんて夜の10時を過ぎればもう全くといっていいほど鳴らず、彼らオペレーターはテレビを見たり、今話題の「漫画村」を会社のパソコンで閲覧していたり、定められた就寝時間外でもデスクに突っ伏して寝ているんだそうな(笑)

ただし!!そんな彼らも豪雨や地震の際には天手古舞で警備会社と住民を繋ぐ重要な役割を負うわけで、そんな時に(拘束されながら)備えているからこそ、普段の「怠惰」にも給与が発生しているのかもしれませんね。

ただ、とはいえそれは、その警備会社や管理会社に、運送会社やマンションの組合が「年間幾ら」と決まったお金を支払っているからこそ成り立つ話であって、お客が来なければ話にならない風俗業界とは大きく事情が異なるはずです。

お客もつかない、何らお店に貢献しない「待機専門の風俗嬢」全員に、1日3万円もの保証給を払い、あまつさえ交通費の面倒までみれば、間違いなく大半の風俗店は潰れてしまうでしょう。

それに何より、そんな待遇を定めてしまえば、真面目に働く風俗嬢のモチベーションが維持できなくなりますよね?というわけで、基本的に風俗業界に保証給は存在しないと思っておいた方が無難です。

これから風俗業界に挑む女性の方々、甘い考えは捨て、風俗嬢はフルコミッション、完全成果給のほぼ個人事業主であると思っておいて下さいね。

冒頭にも散々書きましたが、現代の日本はそんなに甘くはないのです。

どんな人が保証給を貰えるのか?

お金

ただ、とはいっても保証給を払うお店や貰う嬢は確かに存在しているわけで、そこんところの詳細を以下に挙げていきます。「払えるお店はこんな店」「貰える人はこんな人」っていうのを具体的に書いておきますので、参考にして下さいね。

保証給を払えるお店とは?

  • 大手チェーンで資金力がある
  • 当たり前だけど、自転車操業的にやりくりしているお店にそんな余裕があるわけもなく、個人店(チェーンじゃない小規模単独店)にはまず「ない」と断言できます。

  • 傾向・由来としては「箱ヘル」(店舗型の風俗)のもの
  • 「保証給」という言葉自体、派遣型風俗、いわゆる「デリヘル」よりも、店舗型のファッションヘルス、つまりは「箱ヘル」業界に昔からあるものだと思われます(今は繁盛しているデリヘルなら保証給を採用している店舗は多い)。

    ただそれも全部の箱ヘルで支払われるわけではなく、先述した「資金力のあるお店」に限られるでしょう。

    おいしい求人広告に騙されない目安は「有名歓楽街に複数の店舗を構え(チェーン化)、常時多くの広告費をかけている店に入店すること」に尽きます。

    資金力のないお店に非生産者(お客がつかない嬢)を食わせる余裕……あると思いますか?

保証給を貰える人とは?

  • 有望な新人(容姿端麗、人柄良好等)
  • 面接時に(これはいずれ多くのお金を生むな)という目算の元、採用を決めた有望な新人には、期間限定(まちまち)で保証給が出ます。

    採用されること自体(保証給を払っても黒字になると読んだ)ということですね。ただそんな女性は初っ端から結構な数のお客がついてしまうので、待機のみってことにはなり得ないですよね。

  • 引き抜き者
  • 企業のスカウトと同じで、他店で活躍している嬢を引き抜く場合は、提示する条件の中に「保証給」が含まれる場合が多いです。

    これも多くのお客ごと移籍してきてくれるわけですから、明らかな「利益が見込める先行投資」と言えるでしょう。

  • お店に協力的、貢献してくれる存在
  • そこまでトップクラスの嬢じゃなくても、例えば「レギュラー勤務」(週5以上、1日8時間以上等条件有)してくれる人はお店にとっては非常にありがたい存在です。

    お客さんの電話や来店があった際、店に女の子が少ない、誰もいないというのでは、あまりにイメージが悪いですし、何より対応のしようがありませんからね。

    指名したい子が在店していない場合でも、他の子に切り替えるお客さんは多いのです。そういう時、いつも居てくれる頑張り屋さんには、保証給がつくケースがあります。

      まとめ


      ――――いかがでしたか?(保証給のある期間だけ店に出て、すぐ辞めてやろう)というような不埒な人が生き残れるほど、風俗業界は甘くはありません。

      どの企業や店舗においてもそうですが、社長やオーナーがお金を惜しまないのは、「支払った分以上に稼いでくれる子、お店に貢献してくれる子」これに尽きるのです。「保証給が欲しい」という貴女は、参考にして下さいね♪