ITと風俗~風俗業界の未来を予測する~

古き良き時代はもう忘却の彼方

1990年初頭、日本――――――。
こんな時代が来ることを全く予想していなかった、現在44歳の僕の青春に少し触れよう。

当時、高校3年生だった僕の生活には、携帯電話が存在しなかった。

それどころか、PCさえもそれほど一般家庭には普及しておらず、それはつまりメールも、写メも、動画も、LINEも、インターネットさえもが暮らしの中に存在していなかったということである。

今の若い世代の人からしたら笑ってしまう話だろうが、夜中、テレホンカードを握りしめて公衆電話電話へ向かい、彼女と長電話……なんてのが青春のスタンダードだったアナログなあの頃は、もう、セピア色の忘却の彼方であり。

――――――そして2018年、現代、日本。

もはや「アナログ」なんてものは甘えであり怠慢である。

PCを全く使用できないような人間は、本当に限られた企業にしか就職できないであろう。

少し以前は「IT起業」なんて呼び名を良く耳にしたものだが、今となっては殆どの企業において「IT」は重要極まるライフラインであり、そこにアジャストできなかった企業や店舗は、恐らくはもう、この世に存在していないだろう。

それは一見、ITとは無縁に思える風俗店や風俗業界ににおいても同じである。

風俗業界とITの交わり

「左を制する者は世界を制す」

ボクシングの有名な格言であるが、現代の風俗業界においてのライフラインは左ではなく「ネット」である。

つまり、飲食店をはじめ様々な店舗と何も変わらず、アダルティな業界においてもネットを活用できるかどうかでデッドオアアライブが決まるのだ。

一例として「集客」という部分を挙げてみるだけでも、以前の主だった集客媒体
であったシティヘブンなどの風俗系雑誌、スポーツ新聞の風俗ページ等はいまだ健在ではあるものの、とはいえ現代の風俗店の集客のメインは何といっても「ホームページ」である。

自店のHPをいかにネット上に効果的に拡散させるか、どの曲がり角や交差点に、効果的な広告を貼れるか――――。

  • HPの作成(嬢の撮影等含む)ネットへのアップ作業
  • SEO対策(検索において上位に持ってくる技術)
  • メディア、媒体のチョイス、選別等

どの業界のどんな企業と何ら変わることなく、この辺りに対応できる人材がいなければ、風俗業界や風俗店は成り立たない。

それは集客と同時に「求人」にも繋がり、結局のところ、風俗店もこの部分に多額の予算を充てながら運営されているのである(大手チェーン系店舗であれば100万円単位で毎月ネット関係経費がかかっている)

繁華街の箱ヘルの電飾看板や呼び込みのお兄さんにしか費用がかからなかったあの頃はもう、おとぎの国よりも遠い彼方に消えたわけだ。

風俗業界の未来予想図は?

デリヘル・ホテヘルが大半を占め、無店舗化が限界まで進み、IT化も極まった感のある現代の風俗業界――――。

では今後、業界はどの方向へと舵を切ってゆくのかを予想してみたい。

「VR風俗」

このキーワード、風俗ファンの皆さんであれば、もしかしたらネット上で目にしたことがあるかもしれない。「VR」とは「ヴァーチャルリアリティ」の略で、要は3D映像と連動して女の子とプレイし、「仮想」と「現実」の狭間で快楽を突き詰めるというコンセプトのことである。

例えば好きなAV女優やアニメキャラとのプレイを楽しみたい――――というようなこともVR風俗では可能であり、東京や大阪の都市部においては、VR風俗店もポツポツは見受けられる状況になっているらしいのですが……

では果たして、そんなVR風俗は今後、風俗業界のメインストリームとなり得るでしょうか?筆者の答えはハッキリクッキリと「否」です!

なぜなら昨今の3D関連事業の盛り上がりは、「アバター」等の3D対応映画から火が付いたのですが、これは実は2番煎じで、今から数十年前、まだアナログど真ん中だったあの時代に、「ジョーズ3」という映画で映画館が3Dメガネを貸し出したことがあったのですが、実は当時も即座に風俗業界は過敏反応し、「VR風俗店」なるものが生まれたのです(笑)。

何でもすぐ「スケベ」に結びつけるのは……きっと「これはお金になる!」と思うバイタリティ溢れるスケベがどの時代にもいるからなんでしょうね(笑)

でも結局のところ、VR風俗は定着せず、3Dも一般家庭には浸透しませんでした。

筆者が予想するに、今回も、VR風俗はメインストリームにはなり得ないと思います。

今後はオナクラが主流?

今後、今の「普通のデリヘル・ホテヘルがメインの風俗業界」の潮流が劇的に変わることがあるとするなら、時代は「ヘルス」→「オナクラ」へ……というのは十二分にあり得ると思います。

オナクラというのは「ローション手コキ風俗」の部類に入り、「オナニー補助」といった立ち位置で嬢が存在するのですが(陰部への直触りや舐めは禁止、フェラはナシ)現状、あれもオプション、これもオプションで、結果的にはデリより高くなるのがタマにキズなんですね。

ただローション手コキやマッサージの強烈な気持ち良さ、働く女の子への肉体的・精神的負担の少なさを思えば、お客のリピート率、嬢のレベルアップは容易に想像できるところです。

あとは値段設定をし、自分たちの取り分を決める店舗側がもう少し「薄利多売」を心掛けてくれれば……「オナクラ革命」……起こるかもしれませんよ?(笑)